個人手配で行く、ピレネー山脈国境越え登山 '23/7 (1/4)

はじめに

2023年7月、フランス/スペイン国境をなすピレネー山脈へ登山へ行ってきました。

フランスから登り始め、

  • ガヴァルニー大圏谷(Cirque de Gavarnie[仏])
  • ブレッシュ・ド・ローラン(Brèche de Roland[仏])
  • ペルディド山(Monte Perdido[西])
  • オルデサ渓谷(Valle De Ordesa[西])

と巡り、スペインに下山する3泊4日の行程です。

日本アルプスや八ヶ岳を登っている方にとっては、ちょうど良いレベルのコースだと思います。

全行程

今回は夏季休暇を兼ねて、周辺の観光を含めた9日間の旅になりました。

カテゴリ行程宿泊
1~2日目観光トゥールーズ、ルルド観光ルルド
3日目登山ガヴァルニー圏谷ハイキング【ガヴァルニーからピストン】ガヴァルニー
4日目登山ブレッシュ・ド・ローラン越え【Col De Tente → ゴリッツ小屋】ゴリッツ小屋
5日目登山ピークハント - ペルディド山【ゴリッツ小屋からピストン】ゴリッツ小屋
6日目登山オルデサ渓谷へ下山【ゴリッツ小屋 → 国立公園入口】トルラ
7日目観光サラゴサ観光サラゴサ
8~9日目観光バルセロナ観光バルセロナ
全体行程

この旅の計画のために調べた情報を紹介します。

アクセス・宿泊

ピレネー山脈に近い地域は、フランス側/スペイン側共に交通の便が良いとは言い難いです。旅行者としては自家用車・レンタカーやツアーで訪れるのが一般的な場所といえるでしょう。

しかしながら、電車やバスといった公共交通機関を利用する旅行も可能です。

ただし、シーズン等によっては運航していない路線がありますので、実際に計画される場合には、運行会社サイト等の最新情報をご確認ください。

2023年7月の旅で私が利用した交通手段・宿泊施設はこちら。

交通手段

基本的にはどの移動手段の利用も快適でした。

各地のバスは日本語はもちろん英語の情報も少ないので、状況により宿泊先ホテルの助けを借りながら情報収集するのが良いと思います。

区間カテゴリ所要時間運航会社LINK推奨するチケット購入方法
スキポール空港(アムステルダム) → トゥールーズ空港飛行機-ルフトハンザ-
トゥールーズ空港 →トゥールーズマタビオ駅バス0:20トゥールーズ空港LINK直接クレジットカード払い
トゥールーズマタビオ駅 → ルルド駅電車1:50SNCFOmioアプリで事前購入
ルルド駅 → ガヴァルニーバス1:30LIO (路線:965)LINK直接現金払い
ガヴァルニー → テンテのコルタクシー0:20※ホテル手配直接現金払い
オルデサ国立公園入口 → トルラバス0:15国立公園LINKレストラン付設の売店で購入
トルラ → (バルバストロ → ウエスカ) → サラゴサバス5:30AVANZALINKサイトで事前購入
サラゴサ → バルセロナ電車1:30OUIGOOmioアプリで事前購入
バルセロナ市内地下鉄&タクシー-TMB(L2, L3, L5, S8等)券売機で回数券(T casual)購入
バルセロナ 空港→ スキポール空港(アムステルダム)飛行機-ブエリング-

宿泊施設

GORIZ小屋はオンライン予約ができるので、スペイン語が出来なくても問題ありません。ただし人気の小屋なので早めの予約が必要です。私もひと月前に予約をしました。

残りの場所はすべてBooking.comなどの予約アプリで予約できました。選択肢も多いので予算に応じて好きな施設を選ぶとよいでしょう。メッセージ機能があるサービスで予約すると、その後の情報収集に便利です。

エリアカテゴリ施設名予約方法
ルルドホテル(★★★)Hôtel La SourceBooking.comなど
ガヴァルニーホテル(★★)ル マルボレBooking.comなど
ピレネー山脈山中山小屋ゴリッツ小屋HPより
トルラゲストハウスRefugio Lucien BrietBooking.comなど
サラゴサホテル(★★★★)NHコレクション グランホテル デ サラゴサBooking.comなど
バルセロナホテル(★★)クアトロ ナシオネスBooking.comなど

交通手段・宿泊の詳しい内容は、別記事(*近日公開)にまとめています。

山行記録

しばらくぶりとなる本格登山。初めての土地(国)という要素も含め、期待と不安の入り混じった心持ちでした。

ガヴァルニーに到着した後、まずは大カールまでのハイキングで足慣らし。翌日からブレッシュ・ド・ローランの国境越え、この山域の主峰・ピレネー山脈において3番目の高さを誇るペルディド山のピークハント、そして雄大なオルデサの谷へと下っていく行程を楽しみました。

各日とも、距離10km & 標高差1,000mほどの行程で、この季節であれば日本の同程度のコースと同じくらいの難易度だと思います。写真の通りの岩稜帯ですが、ヘルメットが必要と感じる場所はなく、被っている人も見かけませんでした。苦戦するのは数多くあるガレ場・ザレ場で、3歩進んで2歩滑り落ちるというような消耗戦を強いられます。

日本の山の感覚でいるとびっくりするほど人の少ない静かな山域。初めて見る独特な景観。とても貴重な経験でした。

各日行程

行程距離私の所要時間
1日目ガヴァルニー(alt.1,369) → ガヴァルニー圏谷(alt.1,700) → ガヴァルニー(alt.1,369)[泊]10km5:00
2日目テンテのコル(alt.2,208) → ブレッシュ・ド・ローラン(alt.2,805) → ゴリッツ小屋(alt.2,195)[泊]12.1km7:23
3日目ゴリッツ小屋(alt.2,195) → ペルディド山(alt.3,355)→ ゴリッツ小屋(alt.2,195)[泊]7.6km7:30
4日目ゴリッツ小屋(alt.2,195) → オルデサ渓谷 → 国立公園入口(alt.1,330)12km4:30
ガヴァルニー圏谷(カール)
ブレッシュ・ド・ローラン(ローランの裂け目)
ペルディド山から見るピコ・シリンドロ
オルデサ渓谷

山行の詳しい内容は、別記事(*近日公開)にまとめています。

観光

今回の旅は夏季休暇を兼ねており、周辺の観光もしました。

めちゃくちゃ暑かったサラゴサで出会っためちゃ美味タパス屋さんの気さくな兄さん、初めてのガウディ建築体験。どれもとても良い思い出になりました。

  • 今回行ったところ
    • フランス
      • ルルド ― 19世紀の奇跡による、カトリック有数の巡礼地
    • スペイン
      • サラゴサ ― イスラム時代の面影が残る古都
      • バルセロナ ― 云わずと知れた地中海の一大観光都市。初めてのガウディ建築体験。
ルルド / 夜の行進
サラゴサのタパスとキンキンのジョッキ
サグラダファミリア
コロニア・グエル教会
  • ほかの候補地
    • フランス
      • コテレ ― 有名な温泉地
      • ゴーブ湖 ― ヴィニュマール山塊を臨む、ピレネーで最も美しいといわれる高地の湖
      • ピック・ドュ・ミディ ― 標高2,877mの山頂にある天文台とピレネー山脈を一望する展望台
    • スペイン
      • モンセラット ― バルセロナ郊外、奇岩群からなる古の巡礼地

観光の詳しい内容は、別記事(*近日公開)にまとめています。

まとめ

情報の少ないピレネー山脈でしたが、私を含め、日本の山を登っている多くの登山愛好家にとってちょうど良いレベル、かつ日本では見られないような独特の絶景があり、素晴らしい山域だと思います。

前後の観光の思い出も併せて、忘れがたい良い思い出となりました。

帰国後には仕事でだいぶ追い詰められ、だいぶ苦しい思いもするのですが、それはまた別のお話ということで・・・。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

皿男

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